最後の医者は桜を見上げて君を想う

こんにちは!

 

昨日はうっかり投稿を失念しておりました。

 

今回は、一昨日読み終えた本の感想を描こうと思います。

 

「最後の医者は桜を見上げて君を想う」

 

Kindleで無料で読みました。

 

ストーリーとしては、

 

人の死を最後まであきらめず奇跡を信じて最後の治療まで行う福原

 

 

人に自らの死を受け入れさせ、辛い治療を諦めさせる桐子

 

の二人の医者と3人の「死」に関する物語。

 

上の紹介だけ読むと、

医者なのに桐子は患者の治療を放棄するのか?諦めさせるのか?

 

と思われる人も少なくないのかと思います。

 

しかしこの本では「生」と「死」の本質を考える深い内容になっています。

 

病が発覚し、既に助かる見込みがない場合、

 

それでも辛い治療を続けて奇跡を信じるのか、

 

それとも自らの死を受け入れて、残りの人生をどのように過ごすかを考えるのか、

 

とても難しい問題だと感じました。

 

治る見込みのない病気を治そうとするのは、

その患者の要望ではなく、医者の自己満足のためなのではないか、

と作中の福原をみて感じました。

 

もちろん患者も自分の病気を治したい、治るに越したことはないと思います。

 

が、実際はまだまだ治らない病気やそういった状況に陥ることがあります。

 

そういったときに患者自身でどのような選択肢が持てるのか、

その考え方を医者は伝えるべきなのではないかと感じました。

 

最終的には本人が決めるべき。

 

幸い、私はまだ思い病気を患ったことはありません。

 

でもこの本を読んでより今の命と向き合うことができた気がします。

 

是非、気になる方は読んでみてください〜

 

続く。